拠点概要
Mission
本拠点は、本学の研究戦略に基づく重点的な研究事業の推進及び支援を行う組織である創成研究機構の下に設置されており、国内トップレベルにある「多様な融合研究分野」と社会に蓄積する多様なデータと情報科学を活用する「データ駆動型サイエンス」を組み合わせることで、先端融合研究を推進し、実証・社会実装し課題解決に取り組みます。
また、スタートアップ支援として先端的インキュベーション施設の提供や特許利用の対価としてストックオプションの活用に向けた推進支援を行うなど地方の大型研究大学の経営における先端的な取組を積極的に活用していきます。
多様な
融合研究分野
データ駆動型
サイエンス
先端融合研究の推進、社会実装
拠点の体制
D-REDの活動は主に以下の3つの部門の活動により実施していきます。
融合研究領域抽出部門
IRデータを活用し、融合研究領域の可視化、AIを用いた論文・研究者分析を行うことで、北大の強みとなる融合研究領域の研究を行うトップクラスの若手高度専門人材を数値根拠に基づき選び出します。その後、抽出された融合研究分野における異分野研究者のマッチングや総合知を活用した人文・社会系を含めた多様な研究分野の調査を行い、本拠点の社会実装推進マネージャ等との連携により、研究実施のための対外折衝に繋げ、外部資金の獲得を支援します。
先端融合研究推進部門
IRデータを活用した分析に基づき構成された研究ユニットにおいて先端的な融合研究を推進し、社会実装へと発展させます。各研究ユニットにおいて、先端融合研究および産学連携の実証実験を繰り返し、実証の場で取得されるデータに最先端のAIを適用し、本学の強みである専門研究と情報研究による融合研究により、企業や地域の問題解決につながるイノベーションを生み出します。
価値共創型産業創出部門
先端融合研究から企業等の「社会」との共同研究を生み出し、外部資金の獲得および本学発スタートアップ企業の創出に貢献します。IRデータを活用することで抽出された先端融合研究と企業とのマッチングを行うことで価値共創を生み出し、イノベーション・エコシステムを形成します。また、形成された価値共創型イノベーション・エコシステムを活用することで大学発スタートアップの創出へとつなげます。その支援として、遠隔業務環境を提供するスマートラボ機能を備えたインキュベーション施設の提供、特許利用の対価としてストックオプションの活用に向けた推進支援、本学発スタートアップ企業の設立に向けた支援を行っていきます。